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フランス・ドイツ帰省 Vol.2/3

スタッフブログ / 2023.04.14

マーケティング部藤井です。

今日はみなさんと、昨年の12月に1ヶ月間フランスとドイツへ帰省した時のお話を共有でればと思います。

 

本作品は3部作となります。

第2部の今回は「モン・サン・ミシェル堂内の風景」をお楽しみください♪

 

2016年カントリーベースを退職後、思い切ってフランスの友人に会いにいきました。

その時に連れていってもらったのがモン・サン・ミシェルでした。当時の写真。

「あんな何にもなにところになんで行きたいの?」というフランス人の素朴な質問。

確かに日本の伊勢神宮みたいに周りになにかあるわけでもないので、地元民は興味がないらしい。

この時は修復期間中ともあり、結局外周しかまわれず帰ったことを覚えています。

 

そんなモン・サン・ミシェルはうちの父の夢の場所だったので、今回初めてのフランス旅行で連れていきました。

父は勤続約40年でやっとこさとれた14連休を謳歌しました。最後にこんな連休とってたのはバブル時期に家族でハワイに行った時以来。

僕が小学4年生だったか?それ以来って感じです。

 

私たちは朝5時にパリの宿をでて、地下鉄でホームレスに絡まれながらモンパルナス駅へ。

あんな足を触られ小銭をたかられるのは初めてでした。考え深い光景と経験でした。

地下鉄を3つ乗り換え到着です。東京駅より広いんじゃないかな。。。

日本と違い乗り場は数字形式なので助かります。

改札が30個以上あったので、びびってましたが無事に出発の改札をみつけて、一安心。

時間ができたので朝食を楽しみました。ダンディなじーさん3人がやっているパン屋にて私の拙いフランス語

「トワ・クロワッサン、トワ・パンショコラ、エン、トワ・カフェ、シルブプレー」

なんとか注文できました。

しかしホットコーヒー頼んだのに、エスプレッソが出てくる始末、、。

そうそう。ヨーロッパでよく見かける”カフェの店員が結構年配”なことについて。

日本じゃアルバイトだけど、こっちじゃじいさんとかがやっていたり。

まぁ給与形態や人員配置のシステムが違うんでしょう。ホールスタッフは確かにレベルが高いですからね。

NYでは一人で4テーブル(20人)みるとか….。それに寿司と鉄板のオーダースピードを把握して全ての料理が喧嘩しないタイミングで出ればチップがドカーンとでるらしいですね。価値の提供と対価のスタイルがしっかりと社会に定着しています。

 

脱線しましたが、こちらでは基本的にお店の人が主導権握ってます。よって注文したものよりも、お金が取れる方に勝手に変えられるのは日常茶飯事です。しっかりと伝えたいことを言葉にしないとかもられます。違う場合は違うことを説明しないといけません。めんどくさいです。。。

警察に道を聞いても「あー、、それあっちじゃね?」ぐらいで対応されるので、道は自力で見つけるのがデフォルト。空港でもインフォメーションに聞いて酷い目にあうわ、タクシーも行き先までの距離が近いと断られますし、てきとーなバス乗り場情報を渡されたりって感じです。

まぁまぁそんなフランスの洗礼をうけますが、旅行の醍醐味ですね。そんなこんなで始発なので定刻で出発です。

モンパルナスから最寄駅まで4時間かかりました。

着いてびっくり、ど田舎すぎて目を疑います。

そのぐらい小さな駅で、今から世界遺産に行くとは思えません。

さらにバスで40分走り、無事にモン・サン・ミシェル・インフォメーションセンターに到着です。

そこから、シャトルバスにのって大聖堂へいきました。噂通り、田舎のフランス人は優しかったです。

何を聞いてもちゃんと答えてくれる。あぁパリじゃありえない、、。

取り急ぎ腹ごしらえで、名物のモン・サン・ミシェルオムレツを楽しみました。

ランチコース€45。日本円で約6000円。やっぱ美味しくないんだなぁこれが笑

奥さんの家の料理食ってる方がよっぽど美味い。

水も隣では瓶で飲んでる家族がいるのに、こっちから水を頼むと普通に3€(435円)のペットボトルで出してくる。

もちろん、そこは聞き直しです。「ボトルじゃなくてタップウォーター(水道水)あるならそれでいいよ」

気を利かせて、聞いてくることは滅多にないので、しっかり言いたいことは伝えましょうね🎶

店の中に鳥が入ってくるけど、誰一人気にする人はいない。

自然と共に生きるということを学びました。

日本だったらギャーギャーいうてると思いますが笑

堂内に入るには、事前にチケットを買っておくことをオススメします。

聖堂入口でも買えますが、まぁ列が長いので天気が悪ければ外で待たされているようなもんです。

こんなに大きな岩をどこから、どうやって持ってきて

ここまで積み上げたのか、、。

宗教の持つ力をヨーロッパにくるたびに思い知らされます。

信じる力こそが人間の原動力なのでしょうか。

どれだけの人が携わり、どれだけの月日がかかったのか。

想像ができません。

石の城に突如あらわれた、緑の庭。

これもハリーポッターで見た様な..。

ちょっと分かりずらいですが、一応12月ともありクリスマスのデコレーションです。

 

ちょっとここで私が初めてフランスに来た時のお話しをしましょう。

2017年フランス旅行で私はニースからパリへ戻る電車の中で折り紙をしていました。

斜め前の席にシスターが3人座っていて、駅で止まると1人のシスターが私の前に移動してきました。

彼女は「面白そうですね。私にもやらせてください。」

そう言い、一緒に折り紙をしました。

私がモン・サン・ミシェルの話をした時に彼女は

「そうですね。私たちはそこに住んでいます。今から帰るところです。」

”住んでいます?!今自分モンサンミッシェルに住んでる人と喋っとるんやけど!!”とテンションあがりました。

次に彼女からの質問は「では、春樹さん、あなたはきっと私たちのFatherに会ったことでしょう。お話はできましたか?」

”……? 私たちのFather? そんな人おったか…?”

その時、それは「Christ -キリスト-」を意味することに気がつきました。

いやぁ〜これにはたまげました。

キリスト教との方とお話しする機会がない上に

リアルシスター『モン・サン・ミシェル出身』に会うなんて夢にも思いませんでした。

まぁそんな映画の様なこともあった、私とモン・サン・ミシェルの繋がりは濃ゆいようです。

 

さてさて話を戻しまして、ここからは屋根のある堂内へ入っていきます。

この教会は唯一木製の天井がある場所です。

壁や柱は自然の岩を切り崩し形成し作られています。

それも狂いがわからないほどの精度です。

大天使ミカエルの石版。そして暖炉として利用されていた箇所。

石の積み方が独特です。どういう意味があってS時の石をつくったのか、、。気になりますね。

また配列も斜めになっている。そこに目がいくのがまさに職業病だ笑

目地の色が白く、壁面が黒い。なかなかない状態ですね。

さらにブロックの様に見えたものも、小さな岩から作られていることがわかります。

 

この旅の最後の方は画像がありませんが、堂内はこんな感じでした。

 

帰りもまた4時間30分かけて、帰宅です。

なんとこの旅の驚きが、4時間30分 360kmの移動が一人60€だったということ。

通常パリから日本語ツアーでいくと2 – 300€します。時間も短縮できて3時間というぐらいでしょうか。

ヨーロッパの移動方法は様々ですが、最安値は基本的にSNCFのネット事前予約が有力です。

地下鉄は便利ですが、危険がたっぷりなので要注意です。

では次回は最終回「ドイツの旅/クリスマスマーケット」をご紹介となります。

おたのしみにぃ〜

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