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アメリカ研修記 ~岡田~ Vol.2
スタッフブログ / 2026.02.02

WORLD OF CONCRETEで見てきたものが、日本に持ち帰って
ただシンプルに取り入れることで、目新しいものがあるという訳ではない。
と感じました。きっと日本でも近い材料があったり、
用途としても似ているものがあるかもしれない。
ただ、スタンスとして『デザインコンクリート』と呼ばれる
技術・材料は、日本においては『空間を彩るための建材』
として扱われてきました。
本場アメリカでの考え方は実はその域に留まらず。
MPCや、ポリフレークで使用しているポリアスパーティック。
そしてエポキシやレジンといった素材の本来の使命は、
装飾ではなく、「既存コンクリートの保護」は目的とされている。

実際にアメリカで見てきたのは、デザインは副産物であり、
あくまで耐久性や保護性能を追求した結果、付随しているものという
合理的な答えでした。

「デザインをしたいから施工する」のではなく、
「壊さない・劣化させないために施工する」という考え方が基本にあり、
その結果としてデザイン性が伴っています。
「おしゃれだから」という理由だけでデザインコンクリートの提案を続ければ、
いずれはより安価な「見た目だけの代替品」と変わらなくなってしまう。
しかし、コンクリートを保護し、その寿命を延ばすという「機能」も
備わったときに、価値が出てくるし、代わりがいなくなるのだと思います。
そういった素材をご提案することが、カントリーベースの使命だと
今回の研修を通じて改めて感じることができました。

その中でもひと際、存在感を放つのが、床を彩るポリフレーク。
ポリフレークの成り立ちについても改めて考えるきっかけになりました。
煌びやかな商業施設、豪華絢爛なホテルが立ち並ぶラスベガス。
本来、人々が求めているのは磨き抜かれた天然の大理石の床。
しかし、天然石は高価で、施工品質の安定も難しいというデメリットも。
そこで、コンクリートをベースに、より手軽で安定的に
「本物の表情」を再現するために生まれたのがポリフレークだったということです。
フレークのチップのサイズ、キラキラとした鉱物、
緻密な色味の調整を組み合わせることで、
現実には存在しない質感までも作り出すことができる。
機能性は間違いなく、デザイン性までも高クオリティ。
間違いなく日本でも浸透する訳ですね。

今回の研修は、単なる情報のアップデートではなく、自分たちが思っている
『デザインコンクリート』を再定義できる機会にもなったと感じました。
カントリーベースがこれまで築いてきた材料・技術・施工も、
WORLD OF CONCRETEに訪れるたびに生まれ変わり続けた技術の集大成。
メンテナンスや保護をすることで、『守る』ためのデザインコンクリート。
綺麗に華やかに演出することだけではなく、新しい価値付けを
今後はできるような気がします。

WORLD OF CONCRETEではブースでの見せ方やサンプルのデザインなど、
今年のイベント出展の参考にもなるアイデアも集約することができました。
メーカーからもプロモーションのご協力をいただけることも約束いただきました。
今年のカントリーベースのイベントはいつも以上に期待していてください!

COUNTRY BASE
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